1 2 3

比較と選び方

国内レンタカーの料金の見方と各社の違い

旅先でレンタカーを借りる人は、基本料金ではなく「基本料金+免責補償+NOC補償」の1日の総額で比べてください。軽・コンパクトの24時間なら主要5社は9,790円〜11,000円(税込)で、差は補償の組み方と乗り捨て・子ども用シートの料金でつきます。

結論:1日の総額は基本料金に2つの補償を足して比べる

事故の自己負担をなくすには、免責補償に加えてNOC(ノンオペレーションチャージ)まで免除するプランが要ります。24時間料金に両方を足すと次の額です。

会社クラス(代表車種)24時間の基本料金免責+NOCの補償1日の総額
トヨタレンタカーC1(ヤリスなど)8,580円1,650円(安心Wプラン)10,230円
ニッポンレンタカー軽(ワゴンRなど)8,250円1,540円(CDW+ECO)9,790円
オリックスレンタカーKSS(ワゴンRなど)8,250円1,760円(CDW+RAP)10,010円
タイムズカーレンタルK-0(N BOXなど)7,590円2,200円(安心補償コース)9,790円
日産レンタカーP0(デイズ)8,800円2,200円(フルサポートプラン)11,000円

税込・会員割引なしの一般料金です。トヨタの東京23区や成田空港店などは東京料金で、C1の24時間は10,010円です。

基本料金はクラスと借りる時間で決まる

どの社もクラスごとに「6時間まで」「12時間まで」「24時間まで」の段階があり、超えた分を1日か1時間単位で足します。トヨタとタイムズは、時間で足した額と次の段階の額の安い方を当てます。

スカイレンタカーには「当日返却」の料金があり、SKクラスは当日返却5,940円、24時間6,710円です。

会員の割引もあり、タイムズクラブ会員の公式サイト予約は20%引き、トヨタレンタカーメンバーのWeb予約は10%引きです。

免責補償とNOC補償は別物で、両方そろえて負担がなくなる

基本料金に補償は含まれますが、事故では対物と車両で各5万円(大型車などは高い)を自分で払います。これを免除するのが免責補償で、出発前に任意で入ります。

NOCは、修理や清掃で車を貸せない間の休業分です。トヨタ・ニッポン・オリックス・日産・スカイは、自走して予定の店に返せれば2万円、返せなければ5万円(日産は軽・コンパクトなど)で、免責補償とは別に請求されます。

会社免責補償(1日)NOCまで免除するプラン(1日)
トヨタレンタカー1,100円安心Wプラン 1,650円
ニッポンレンタカーCDW 1,100円CDWにECO 440円を追加
オリックスレンタカーCDW 1,100円CDWにRAP 660円を追加
タイムズカーレンタル免責補償コース 1,100円〜安心補償コース 免責補償コースに1,100円を追加
日産レンタカースタンダードプラン 1,650円〜フルサポートプラン 2,200円〜
スカイレンタカー(九州地区)1,430円あんしん補償ワイド 免責補償に770円を追加

日産の無料のライトプランは各5万円とNOCが残ります。バジェットの免責補償料は1日1,430円です。パンクの修理代はトヨタの安心Wプラン、オリックスのRAP、タイムズの安心補償コースで無料になります。

警察に事故を届けない、届け出ていない人が運転する、飲酒運転をすると、どの補償も使えません。

乗り捨て料金は店舗間の距離で決まる

借りた店と別の店に返す乗り捨て(ワンウェイ)は、店舗間の距離で料金が決まります。近い区間が無料の社と、短くても有料の社があります。

会社料金(軽・乗用車)無料の区間
ニッポンレンタカー営業所間10kmごとに880円20km未満、沖縄本島内、北海道の同じエリア内
タイムズカーレンタル20kmまで3,300円、100kmまで11,440円なし
日産レンタカー50kmまで5,500円、100kmまで11,000円、以降50kmごとに5,500円20kmまで

トヨタとオリックスは公式サイトで出発店と返却店を選ぶと額が出ます。ニッポンは2026年7月15日の予約分から九州内を10kmごと1,100円とし、20km未満も有料です。

チャイルドシート・ETC・スタッドレスの追加料金

6歳未満の子どもにはチャイルドシートが義務で、予約のときに申し込みます。オリックスとタイムズは、予約も持ち込みもないと貸し出しを断ることがあります。

会社チャイルドシートジュニアシートスタッドレスタイヤ
トヨタレンタカー1,650円/回1,100円/回2,200円/24時間
ニッポンレンタカー1,100円/貸渡し1,100円/貸渡し2,200円/日
オリックスレンタカー1,650円/レンタル1,100円/レンタル2,640円〜/24時間
タイムズカーレンタル1,100円/レンタル550円/レンタル2,200円/24時間
日産レンタカー550円/日550円/日2,200円/日

スタッドレスを標準で付ける地域・期間は、タイムズが24時間660円、トヨタは別のシーズン料金です。

ETC車載器はトヨタの乗用車とオリックスの全車に標準装備。4WDの指定はトヨタ・ニッポン・オリックス・タイムズ・日産とも1日1,650円です。

予約と当日に必要なもの

当日は運転する人全員の運転免許証を出します。トヨタはマイナ免許証でも借りられます。支払いは原則クレジットカードで、トヨタで現金払いならカード以外の本人確認書類が要ります。

  • ネット予約はトヨタとオリックスなら出発の1時間前まで
  • ニッポンのプレミアムクラスや、スカイのDクラス以上はクレジットカード払いだけ
  • 日産は22時〜翌4時59分の出発・返却に深夜貸出手数料1,100円(税込)

日産のキャンセル料は7日前まで無料、前日までは基本料金の20〜30%、当日以降は50%(上限6,600円)です。

沖縄・北海道で借りるときの違い

沖縄と北海道は夏の料金と乗り捨ての範囲が違います。タイムズは両地域の7〜8月(お盆を除く)が夏季料金で、C-1クラスの24時間は標準の8,855円が11,638円です。

  • トヨタとタイムズは、北海道・沖縄と他の地域をまたぐ乗り捨てを受けない
  • ニッポンは沖縄本島内と北海道の同じエリア内の乗り捨てが無料。石垣島・宮古島などの離島の営業所へは乗り捨てできない
  • スカイの免責補償は沖縄1,650円・北海道1,320円(1日・税込)で、本州・四国の1,100円より高い

よくある質問

免責補償に入れば事故のときの負担はなくなりますか?

なくなりません。免除されるのは対物・車両の自己負担額で、NOC(2万円か5万円)は別です。トヨタの安心Wプランや日産のフルサポートプランのように、NOCまで免除するプランを選びます。

乗り捨てはどこでもできますか?

できない区間があります。トヨタとタイムズは北海道・沖縄と他の地域をまたぐ乗り捨てを受けていません。

ETCカードを持っていなくてもETCは使えますか?

カードを貸し出す社なら使えます。トヨタとオリックスは550円、日産は1日220円です。オリックスとバジェットは、返すときに通行料を精算します。